バックナンバー(第131号)
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■■■ かなさんのメルマガ 第131号 2022年4月28日(木)発行 ■■■
『かなさんの畑』かながわ産品・地産地消アンテナショップサイト
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協議会便り
1 農家グループ「千村若竹加工部」が作る八重桜の塩漬け「丹沢のさくら漬」
2 地産地消の便利ツール「CLOW」を使って地元産を最速でお届け
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○○○○○さん、こんにちは。
「かなさんの畑」運営事務局より、かなさんのメルマガ第131号をお送りします。
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協議会便り
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1 農家グループ「千村若竹加工部」が作る八重桜の塩漬け「丹沢のさくら漬」
秦野市の西部、千村地区は八重桜の景勝地です。古くから、桜花を使った加工
品が作られており、食用花としての生産量は全国一位を誇ります。八重桜の見
頃はソメイヨシノより半月ほど遅く、遅咲きの桜として知られていますが、千
村地区ではピンク色で花色の濃い品種「関山(かんざん)」が植栽されていま
す。見頃となる4月中旬から下旬にかけて、農家による花摘みの風景があちら
こちらで見られ、地域の風物詩となっています。
秦野市の食用八重桜の生産量は全国の8割近くを占め、手摘みした生花の年間
出荷量は10~15トンに上ります。千村地区には桜の木が2,500本あり、約130軒
の農家が生産しています。
農家グループ「千村若竹加工部」(1985年結成)が作る「丹沢のさくら漬」は、
きれいな花弁の姿を留めたまま塩漬けとなるよう、花が開き切らない七分咲き
で摘み取り、漬け込み作業を行います。花色を活かすよう白梅酢と塩だけを加
え、丁寧に手揉みして、仕込み樽の中で約40日間漬け込みます。その後、ザル
に移し水分を調整し、花弁の形などを選別した後、6月ごろから市内のJA直売
所「じばさんず」や、特産センター渋沢店などで販売されます。
桜の花の塩漬けは、昔から祝いの席の桜湯などに使われますが、近年では菓子
や各種の料理、お酒のカクテルなど幅広い用途で楽しまれています。地域の特
産品となっている「丹沢のさくら漬」は、神奈川県が認定する「かながわの名
産100選」や「かながわブランド」にも登録されています。
千村若竹会加工部 代表:岩佐スエ子さん 「丹沢のさくら漬」出荷量:年間
約200kg
連絡先は、JAはだの 組織部生活福祉課(0463)72-7661
2 地産地消の便利ツール「CLOW」を使って地元産を最速でお届け
神奈川県は、都市化が進む中でも豊かな海や田園風景が広がり、生産地と消費
地が共存しています。皆さんは目の前で生産された農林水産物が、どのような
経路を経て地元のスーパーに並ぶのかご存じですか。本当は、地元の生産物が
その日のうちに地元のお店に並ぶのが理想ですが、物流の効率を求めるとどう
しても大規模市場集約型になってしまいます。そこで、県では地域内で完結す
る小さな物流のしくみで、地元の農林水産物を新鮮なうちに運べないか考えま
した。住友商事(株)は、荷物の配送をお願いしたい人と物流業者をマッチン
グする『CLOW』というシステムをエリア限定で試験運用しています。今回、こ
のシステムを利用して生産者さんが地元の量販店、飲食店や個人宅に生産物を
お届けする小規模物流の実証試験を行いました。
試験には、日常的に藤沢市、平塚市及び海老名市の量販店、農協直売所、飲食
店及び個人宅に宅配を行っている生産者さんに協力していただきました。配達
先の一つである地場産コーナーを持つ大手量販店や農協直売所などには、搬入
や陳列に関して細かなルールがあります。『CLOW』では、毎回配送してくれる
物流業者が異なるので、いずれの物流業者であっても同じような搬入や陳列が
できるように、まずは細かなルール全てを網羅したマニュアルを作りました。
こうして作成したマニュアルは、『CLOW』アプリを使って配送依頼をする際に
ファイルの形で添付します。さらに、搬入時に物流業者さんが困らないよう、
搬入時間帯は生産者さんに連絡がつく体制や、『CLOW』は再配達ができないの
で、個人宅や飲食店の方々には、確実にその時間帯に受け取りができるよう事
前に了解を得るなどの準備を行い、2月21日から実証試験を開始しました。
試験期間中に合計21回の配送を行いましたが、今回の試験では、マッチングが
できず別方法による配送の手配ができるよう配送受付の締め切りを2日前の18
時までに設定していたため、物流業者とのマッチング成功率は95%と非常に高い
結果になりました。一方で生産者側は、物流量を2日前までに確定するのが難
しいとの意見が多くありました。配送費は、ある程度物流量を確保できる場合
はkgあたり100円程度、1立方メートルあたり20,000円くらいになることが推察
できました。加えて、値札バーコードの発行や貼付、生産物の陳列などを物流
業者にお願いできたことは、生産者さんからは一般的な宅配業者とは一線を画
すと高い評価を得ました。県では地産地消の推進に向けて今後も検討を重ねて
いきます。
お問い合わせは、神奈川県環境農政局農水産部農政課ブランド推進グループまで
(電話:045-210-4441)
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